Green Library

心の糧になる植物の本コレクション

プランタ・サピエンス:植物の知性が照らすパラダイムシフト!

ホモ・サピエンスに対峙して、プランタ・サピエンス。

副題には「知的生命体としての植物」とあります。

「知恵のあるヒト」、ホモ・サピエンスの名づけ親は、分類学を築いたカール・フォン・リンネ。18世紀に活躍したリンネは生物界を動物界と植物界に二分類しました。

その後、知恵はヒトの特権ではなく、動物も持つことが明らかとされました。さらに、21世紀の今、植物にも知性があることが、神秘のベールが科学的に剥がされようとしています。

植物の知性に特化した研究を行う、スペインはムルシア大学MINTラボ(Minimal Intelligence Lab)の科学哲学教授、パコ・カルボさんが示す植物の知性とは?

プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物

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ターシャ・テューダー:美しい庭を作り出す秘訣

&Flowersで、久しぶりにターシャ・テューダーさんのお庭を見てから、ターシャさんがどのように庭づくりを行っていたのか興味がわきました。

春になる前に、知りたいターシャさんの庭づくりの秘訣。

「ターシャの庭」(KADOKAWAメディアファクトリー, 2005)は、庭の写真満載。その美しさに見とれますが、とても口数の少ない本でした。

そこで、ターシャさんの園芸への姿勢を他の本や動画から探ってみることに。

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Soil mag. 自然に生きる:新たな文化を醸成する雑誌

Soil magは、2021年に創刊された新しい雑誌。

2022年に第2号、2023年に第3号が出されている年刊誌です。

雑誌が、次々と休刊、廃刊していくなか、あえて雑誌という媒体を選んだというSoil mag.。

「自然とともに暮らす、生きる。里山ライフのカルチャーマガジン」を掲げるSoil mag.の内容は?気になる最新刊をピックアップ。

Soil mag.
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現代人は自然欠乏症!「あなたの子どもには自然が足りない」(リチャード・ルーブ)

現代人が1日に受け取る情報の量は、平安時代の人の一生分、江戸時代の人の一日分といわれます。

総務省の統計によると、データ流通量は1996年からの10年で530倍、最近でも年間15%増え続けています。加えて、都市化。大都市に44%、地方都市に47%と、日本ではほとんどの人が都市に住んでいます。

そんな現代人にとって不足しているもの。

平安や江戸の人たちと比べて圧倒的に足りないものが自然です。

本書の著者リチャード・ルーブさんによると、これは「自然欠乏症」。

自然が不足すると人はどうなる?

そして、自然を取り戻すと?

あなたの子どもには自然が足りない

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小さな薬草バイブル:「効きめと使い方が一目でわかる薬草健康法」(田中孝治)

身近な自然に育つ山野草

食べることができる山野草には、薬効があるものが多いです。

調べたいと思ったときに、参照する薬草図鑑。

薬草図鑑はたくさんあるけれど、効能の説明など熟語の羅列でわかりにくい。

厚いうえに重いのも。。。

わかりやすくて、簡単に手に取れるタイプ、できれば薬草の専門家が書いたものを探しました。3つの条件を満たしてくれたのが、「薬草健康法」です。

その内容は?

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